江崎グリコのオマケ
当ページでは、当館にて展示・所蔵している「江崎グリコのオマケ」のコレクションについて紹介します。
独特の世界観とストーリー
グリコは発売当初、子どもたちの健康を願いキャラメルの形状をハート型にしていたが戦後、自動包装機を導入する際に、やむを得ず機械にかけやすい角型にしていた。
1987年(昭和62年)、ハート型成型・包装機の開発に成功してハート型のグリコが復活。これと前後して「グリコのおもちゃ」もオリジナル性がいっそう強くなり、独自の世界観を持つおもちゃが登場する。その代表作が「星のポーとペー」シリーズ。キャラクターだけでなく、その背景にあるストーリーを創造し、おもちゃの可能性を大きく広げた。(館長コメント)
企業の壁を超えた【ドラえもんが登場】
人気番組「ドラえもん」はいうまでもなく江崎グリコが提供していた番組ではないが、子どもたちに圧倒的な人気があり、その影響力は企業の壁を超えていった。グリコから発売された「ドラえもん」もきっちり造形され、子どもたちの期待を決して裏切るものではなかった。同時期にグリコの伝統を引き継ぐ、カップや楯をデザインしたおもちゃもつくられている。
このように、人気があるからとキャラクターものばかりを偏重することなく幅広いジャンルにテーマを求めることもこの時期の「グリコのおもちゃ」の特徴といえる。(館長コメント)
男の子の心をわしづかみにした【SFシリーズ】
80年代、女の子向けのパステルトーンのファンシーなものになったのに対し、男の子向けでは、メカニカルで冒険への期待に満ちたSFの世界が展開される。メカやロボットを「ギャラクシーシリーズ」として大量におもちゃ化した。「ギャラクシー大百科」という、カタログのような小冊子を配布し、全部集めたい!と男の子のマニア魂をしっかり刺激した。
人気は急上昇し、70年代後半~80年代前半に生まれた世代にとってはあこがれのアイテムとなった。(館長コメント)
コレクション紹介
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