盲亀浮木(もうきふぼく)~ニコちんの徒然日誌【第四段】~
仏教経典の一つ、『雑阿含経』には’盲亀浮木(もうきふぼく)’という喩え話が出てきます。
これは人々の出会いや事物の発生が如何に困難なことか、お釈迦様が説いたエピソードです。
お釈迦様は、
「大海には目の不自由な亀が棲んでいて、その亀は百年に一度だけ、呼吸をするために水面に顔を出すそうだ。ところが亀が水面めがけて浮上している矢先、真ん中に穴が開いている木が流れてきて、偶然にも亀がその木の穴に嵌るとする。そんな事はあり得ると思うか」
と言います。
弟子の阿難が
「到底、有り得ないことだと思います」
と答えると、お釈迦様はこう答えました。
「そうだろう。たが全く有り得ないとも言えない。そして人間として生を授かるという事は、それ以上に有難いのだ」
有難い……つまり人間として誕生することは不可能に近い奇跡なのであって、その事自体に感謝せよとの言葉です。日本語の有難い、ひいては’ありがとう’の語源はここから来ています。
……大変素晴らしい話ですが、釈迦に説法を承知で言わせてください。
お釈迦様、喩えがトリッキー過ぎます。

記事を書いた人
スタッフ山田

名前
スタッフ山田(読み:すたっふやまだ)
人物紹介
B宝館 来館者誘導係。
当館の入口横に陣取り、入館者を受付に誘導する役目を担っている。
また、HNとして「ニコチアーナ・フブキ」を名乗り、当館の公式Facebookページの管理・運営、コレクションコラムの執筆を担当している。
本人からのコメント

初めまして。スタッフ山田です。
分からないことがあれば、当館入口横におりますので、気兼ねなくお声がけ下さい。
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