コインパーキング利用のお願いとB宝館駐車場有料化(2024年4月~)のお知らせ

大河小説 ~ニコちんの徒然日誌【第二拾段】~

著:すたっふ山田
編:桜城蘭

大河小説 ~ニコちんの徒然日誌【第二拾段】~

 小説のジャンルの一つに、「大河小説」というのがあります。
フランスの小説家、ロマン・ロランの代表作「ジャン・クリストフ」のことを作者自身が”大河”と表現したことが始まりとされます。
明確な定義が決まっているわけではないですが、大方共通しているのは、一個人や一族の生涯、歴史を通じて、壮大かつ長編の物語であるという点です。
他に大河小説の代表として上げられるのは、フランス文学だとプルースト「失われた時を求めて」やミュージカルの原作としてお馴染み、ヴィクトル・ユゴー「レ・ミゼラブル」、日本だと山岡荘八の「徳川家康」などが、作品の重厚さ、長大さから挙げられることが多いです。

 昔、池波正太郎のエッセイで、「海外の大河小説のようなものは、根気も体力も時間もある若い時に読まないと駄目だ」と書いてあるのを読んだことがありますが、正にその通りだと痛感する毎日です。
大河小説に限った話ではないですが、よく○○は老後の楽しみに取っておく、とやりたいこと、今しかできないことを後回しにしても、絶対にやることはないのだろうなと思います。
若い時はお金がない、仕事をするようになれば時間がない、老後になれば体力、根気がない。
人生はそれぞれのタイミングで何かがない状態になります。その時その時で一番すべきことをできるようにしたいです。

※イラストは、よくレミゼラブル関連の宣伝で採用されることが多いコゼットの幼少期の挿絵を模写したものです。

 


記事を書いた人

すたっふ山田

名前

すたっふ山田(読み:すたっふやまだ)

人物紹介

B宝館 来館者誘導係。
当館の入口横に陣取り、入館者を受付に誘導する役目を担っている。
また、HNとして「ニコチアーナ・フブキ」を名乗り、当館の公式Facebookページの管理・運営、コレクションコラムの執筆を担当している。

本人からのコメント
すたっふ山田

初めまして。すたっふ山田です。
分からないことがあれば、当館入口横におりますので、気兼ねなくお声がけ下さい。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする