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巨人、大鵬、玉子焼き~ニコちんの徒然日誌【第拾段】~

巨人、大鵬、玉子焼き~ニコちんの徒然日誌【第拾段】~

 今日は、元横綱力士、大鵬についてお話していきます。

 2013年(平成25年)1月19日に亡くなった元横綱・大鵬幸喜は、言わずと知れた昭和の大横綱であり、高度経済成長期の子供たちが好きなものの象徴として称された流行語「巨人・大鵬・卵焼き」にもその名が入っています。

 昭和40年代、日本シリーズ9連覇(V9)という前人未到の記録を打ち立てた巨人と、一般的な家庭料理である卵焼きと並んで一個人が入り込んでいるのが驚きですね。ただ当の大鵬自身は、この流行語に対してあまり良い顔をしなかったとされています。
 理由については、本人が語るところによると「そもそも自分(大鵬)がアンチ巨人だから」、「自分(大鵬)は努力型の人間なので、長嶋茂雄のような天才型のスーパースター選手と同列視されるのが嫌だから」とのことです。(ちなみに、卵焼きと同列視されたことに対する感想は見当たりませんでした)

 大鵬は前述の通り長嶋のような天才型ではなく、努力型の野球選手(自伝では、野村克也を例に挙げています)にシンパシーを抱いていたようですが、もう一人大鵬に強烈な親近感を感じさせる野球選手が居ました。それが王貞治選手です。

 王貞治と言えば、長嶋とともに全盛期の巨人を支えた’ON砲’の一角です。アンチ巨人であった大鵬も、王にだけは例外的に好感を持っていました。
 ’努力型の’天才、外国にルーツがある(大鵬はウクライナ、王は台湾)、同い年であるなどの共通点も多く、若い頃の2人は一緒に酒を酌み交わす程親しかったそうです。
 昭和の大スター達の意外な交友関係ですね。
 余談ですが、王貞治は球界きっての酒豪としても名を馳せていました。名横綱と一緒に酒を飲めるぐらいですから、推して知るべしです。


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